「遼の気持ち、分かるよ?
だけど、あたしも蓮を助けたいの。
何もしないなんて、嫌なの。
だからお願い…つれてって」


あたしは遼を見ながら言った。

あたしだって蓮を助けたい。

危ないのは分かってる。


だけど蓮が戻ってくるなら、あたしは怖くない。


「…分かった。絶対に守るから」

「うん」


あたしは遼と一緒に男たちの元へと向かった。

蓮には歩果についてもらった。


歩果に連絡すると、嬉しそうに泣いてた。

やっぱり蓮には歩果が必要だって思った。