雲の部屋――――― 「夏果、あたしには、分かるんだ。」 「なにがだよ。」 急に切りだした言葉が、分かるんだ!? 何が、 でも、私は気づいている。 雲は私が女だってことを… 「夏果はおん―――――。」 「私は、雲と同じで女だよ…」 雲の顔が一気に笑顔になった… なんで?