「わ、たし、は…好きな人…いるから…」





やったの思い出声が出た。





私は1人の男の顔しか出てこなかった。



助けてほしかった。




その人に…












欄崎 幸に…










――バン‼





勢いよく保健室のドアが開いた。



そこには、青海と陽の姿。



息切れが激しい。





私達の格好を見て驚いている。





それもそうなのかもしれないけど…