「ちょ、足速いよ夏希ぃ」 教室に着いた時、有紗が疲れた顔をしてそういった。 「ごめん有紗ぁ。 さっきのチビ男に ムカついちゃって(汗)」 「もうー、荷物置いてトイレいこっ」 そう言って優しい有紗は許してくれた。 そのあと自分の席にカバンをおいてトイレに向かった。 「入試んとききたけどやっぱ慣れないねー」 「うん。案内書いてくれないと初めて来た人迷うよね」 この学校のトイレはすごいキレイ。 デパートとかホテルにあるようなトイレ。 ココならトイレ掃除も嫌じゃないかな。 なあんて。