お礼を言おうとしたけどそこにいた人物に驚く。


「神崎!?」



「え、なに、俺に気付いてなかったん?」



神崎も驚く。


いや、だって夢中だったし!



「つかいらねーの?」



手にしおりをつかみ、こちらにむけてくる。



「いる、けど・・・







 ありがと・・・」


あたしはしおりを受け取った。