「なんでいるのよ!」


考えればわかることなのにてんぱったあたしはそう言う。


「キャンプでいるもん買いにきたんだ!

 つかチビ男ってなんだよ!」


あ、ヤバ。


声にだしちゃったんだっけ。



「ち、ちっちゃいからチビ男なの!」



焦って訳の分からないことを言ってしまう。




「はぁ?

 俺には、神崎航太郎って名前があんの」




あ、そうなんだ。


コイツ神崎ってゆんだ。