それにしても助かる。 1学期の最初って、お昼を回らずに解散だから、買い物する時間が長い。 1時間だけじゃ回りきれないからお昼食べたらもう一回解散かな。 あたしは買うモノをみながらそう考えていた。 「んーと、懐中電灯は・・・あった!」 見つけた懐中電灯に手をのばすと誰かと手が合わさった。 誰よっ。 顔をあげるとそこには意外な人物。 「チビ男!?」 「神田!?」 声がハモる。