「だれだれ!?」


聞いてもわかんないのに聞きたくなる。


「葉山・・・///」


案の定わからない。


それを顔に出していたのか有紗がすかさず答える。


「あの、朝の男の子の隣にいた子っ」



ん?チビ男の隣にいた・・・?


「あーっ!

 あの背の高い子か・・・もがっ」


あたしが大声で言うと口をふさがれた。


「声おっきいよ、夏希!」


いや、この部屋防音であたし達しかいないよ?


「あー、ごめんごめん」


けどそこはあえてあわせる。


焦ると周りが見えなくなる有紗をしってるから。