将孝の隣には見たことのないヤツ。 「誰コイツ?」 「俺の小学校一緒だったヤツだよ。 檜山疾風(ヒヤマ ハヤテ)っつんだよ」 「ふーん。よろしくな、疾風」 「おう!つかお前名前は?」 「あ、神崎航太郎。言うの忘れてたわ」 「おもろいな、航太郎」 疾風はがははと笑った。 関西弁が特徴的なさっぱりした奴。 いいやつそうじゃん、疾風。 その時、教室のドアがあいた。