外はすっかり暗いけど、温泉街にはちょうちんが照らされ、明るい。 お店も、まだまだ開いていて賑やかだ。 「夏って言っても、涼しいね?」 「そうだな」 重苦しい空気にならない様に、たわいもない話しをしてみたけど、 大地は心ここにあらずって感じ。 「ちょっと、ひとけのない場所に行こう」