夏の恋に約束



先に花火に火をつけて、中腰になっている大地の隣に、私も腰を下ろす。


「ちょっとくらい、いいよね?」


大地の腕に手を絡ませて、笑いながら見た。



「花火どころじゃ、なくなりそう」



少し顔を赤らめて、大地は花火が終わると、ロウソクに火をともした。