夏の恋に約束



――ピーポー、ピーポー…。


――――
―――


「軽い熱中症ですね」


病院で、おばあちゃんは、そう診断された。


今は、意識も戻って、私と大地にお礼を言えたくらい、元気になってる。


「良かったな、柚香。ばあちゃん何ともなくて」


「うん…。ありがとう、大地」



まだ、奮えが止まらない。


突然の事過ぎて、すっかり動揺しちゃった。


「とにかく、おばさんたちも来たし、オレらは帰るか」


「うん…」