夏の恋に約束



大地の事より、嵐が怖くて、布団に潜り込む。


「ごめんな、オレ帰る事にするよ」



「えっ!?今から?危ないよ!」


思わず布団をはねのけると、大地を見た。



「今からじゃないよ。明日。天気も、良くなってるだろしな」



笑いながら、大地は起き上がる。


それにつられて、私も起き上がった。



帰る…?


それは、願ってもない事だけど、本当にそう言われるなんて。