「オレの彼女はさ、可愛くてお嬢ぽい感じなんだ」 「へ、へぇ~」 何よ。いきなりノロケ話し!? 人の手を握っておいて、何を言ってんのよ。 「だから、控えめで、絶対にオレに反抗しない」 「そうなんだ。まるで、私とは真逆かも」 ユウくんには遠慮してるけど、決しておとなしい性格ではない。 「だから、最初は守ってやんなきゃって、息巻いてたんだ」