しばらく、私は大地に抱きしめられたまま…。 「ねえ、大地。こんな事やめようよ。彼女に悪いし…」 これじゃ、まるでW浮気じゃん。 「そうだな。分かった。やめる」 ホッ。良かった。 私を離してくれた大地は、部屋の真ん中に座った。 「何にもしないからさ。今日は、どこにも行けないし、諦めてオレといようよ?」