夏の恋に約束



しばらく、私は大地に抱きしめられたまま…。



「ねえ、大地。こんな事やめようよ。彼女に悪いし…」



これじゃ、まるでW浮気じゃん。



「そうだな。分かった。やめる」



ホッ。良かった。


私を離してくれた大地は、部屋の真ん中に座った。



「何にもしないからさ。今日は、どこにも行けないし、諦めてオレといようよ?」