夏の恋に約束



「いいじゃん。羨ましいよなぁ」


「大地も、彼女に連絡すれば?」



「だから、言ったろ?オレたちは、終わりかけなんだよ」



ふ~ん。


何でかなぁとは思うけど、わざわざ聞く必要もないか。


「返事、見ないでよ?」

「見ねえよ!」



“ユウくん、私も寂しいよ。夜、電話するね”


あ~、夜が待ち遠しい。

真っ青な空を見上げながら、今の心は、ユウくんでいっぱいだった。