「ホントは、直接渡したかったんだけど、一年も待ってられねえから」 「だから、送ったの?」 「おう。いいか?ちゃんと、つけろよ?」 「う、うん」 「じゃあ、オレ、友達待たせてるから」 そう言うと、大地はさっさと電話を切った。