隣に君がいるから



まだ夏の空気が漂う9月



気温はそんな簡単には変わらない




『乗れよ』


悠磨は自転車通学をしているらしい

ここから距離、あるのかな?




『……うん』




私は悠磨の後ろに乗った


『行くぞ』

『うん』





実は憧れてたんだ


“好きな人”との二人乗り



こんな風に叶うなんて、幸せすぎる