『ゆっくりしていってね』 にっこりと笑顔を見せて、リビングに戻って行った。 そして私は悠磨の手に引かれ、悠磨の部屋に入った。 夏休みに何度も来た部屋には、私の物も少しあった。 ただ、私が勝手に置いただけだけど。 クッションとかぬいぐるみとか。 シンプルな悠磨の部屋には不似合いな物だ。 .