◆◆◆◆ ――――プシューッ バスが閉まる音を背中で感じながら、私は財布を鞄に入れた。 涼しかった車内とは違って、外は凄く暑い。 ジリジリと私の肌を焦がすように太陽は熱く、眩しかった。 『わぁーっ!』』 久しぶりに見た、海。 人がたくさんいて賑やかな砂浜。 とても心が踊った。 .