解けない方程式なんて作らないで(仮)

☆遊美Said☆

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「はぁ…テスト終わった…色んな意味で終わったー」


「今回は出来が微妙」


現在は優愛と昇降口で話中。


それでこのまま先生から連絡が来るまで優愛ん家で勉強会。


テストあと2日間もあるから頑張らなきゃ。


「あっ!!テスト終わったらどっか行こーね!」


「うん、いーよ!」


優愛からの誘いは予定が入ってなければOK!!


お互い気使わなくていいし楽なんだぁ。


楽しいしね。


「あっ、そーいえば最近先生とはどうなのさ?」


急にその話!?


「んーどうって言われてもね…なんて答えればいーのさ」


「だって遊美先生のこと好きなんでしょ?だったら何かあったかなーって」


優愛だけはMeが先生のこと好きって知ってんだよね。


「何もないって(笑)」


「えーもったいない…ってかね、うちが思うに先生も遊美のこと気になってると思うよ!!」


はい!?


先生がMeのこと…?


「ありえないって!!」


「ありえるー!!だってなんか最近遊美の方ばっか見てるの知ってるもん」


急に声デカいって(汗)


「それは根拠にならないんぢゃ…」


「ありえるもんはありえる!!ってか多分心は揺らいでるはずだよ。同じ空間にいて何も思わないのはねー」


「だってむしろ嫌われてる可能性だってあるでしょ?」


そう、Meこの性格だしこの態度だし見た目だし、最悪だもん。


「嫌いな人にそんなに話しかけるか?普通」


「んー…」


そう言われるとね…


「まぁとりあえずもうちょっと様子見だな。何かあったらすぐに言ってよ?」


「うん、わかった!!」


「ぢゃあ、勉強するか!」


こうして7時間にわたる勉強会が始まったのだった。


もちろん休憩ありのね?