「……また、学校……か」 体育館座りに顔をうつむかせ、冴えない顔でそう呟く。 それから30秒ほどすると、ベッドから下りてパジャマを脱ぎはじめた。 適当に服を選ぶと袖を通し、鏡の前へ。 肩までまる長い茶毛をまとめて、ツインテールに結ぶと椅子にかけてある赤いランドセルを背負って部屋を後にした。