いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

「奈緒子さん、これでいいですか?」


「うん、よくできてるね。」


「よかったぁ。」


たまに家に来る奈緒子さんとも
仲良く話せるようになった。


「じゃあ、今度はこれ盛りつけてくれる?」


「はいっ!!」


奈緒子さんはとても良い人で、
私にもとてもやさしくしてくれる
素敵のお姉さんって感じ。
だから私もそんな奈緒子さんに笑顔で応えた。



心からの笑顔ではないけど・・・


お兄ちゃんのために私は笑った。