いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

もう私には二人の間に入ることはできない、
私はお兄ちゃんの泣ける場所にはなれない。


お兄ちゃんが辛いことを話せるのは
奈緒子さんなんだ。


私じゃないんだ・・・




もう・・・諦めよう・・・


公園での二人を見て、奈緒子さんの前で
涙を見せたお兄ちゃんを見て、私はそう思った。



お兄ちゃんが幸せなら、それでいい。

お兄ちゃんが幸せならそれでいい!!


そう思って私はお兄ちゃんを諦めると決めた。