いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

ああ、あの時!!

なんか反射的に避けてしまった。


お兄ちゃん以外に触れられたことなかったし・・・


「楓花ちゃん。」


「はい!?」


「誰か・・・好きな人おるん?」


「えっ!?」


好きな人・・・?

好きな人・・・ お兄ちゃん・・・


楓花の頭に雄志の笑顔が浮かぶ。