いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

「ただいまぁー!!」


すると玄関の方からお兄ちゃんの声がした。


お兄ちゃん!?

もう帰って来たの? 

デートじゃなかったの?


私は一気にテンションが上がりうれしくなって
玄関までお兄ちゃんを出迎えに行った。


「お兄ちゃん、出掛けたんじゃ・・・!?」


楓花は玄関まで行くと目を見開いた。


「おう楓花、起きてたんか?」


そう言って私に笑顔を向けるお兄ちゃん、
その隣に・・・


「こんにちは。」


あの時の女の人が立っていた。