いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

「勝彦、ありがとうね。」


「えっ!?」


「勝彦がいたからお兄ちゃんも、
いや私たち家族は立ち直れた。
勝彦には感謝してもしきれない。」


「別に俺は何も。お兄さんが頑張ったからや、
俺はそのキッカケをちょっと作っただけ。」


「勝彦・・・」


「でも楓花の力になれたなら本当よかった。」


勝彦・・・


「ありがとう。」


楓花はギュっと勝彦の腕抱きついた。