いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

「俺が買いに行ったらたまたま奈緒子に会って、
そのケーキ屋で働いてるっていうから・・・
そしたらくれたんや。」


奈緒子・・・さん・・・


楓花は言葉が出てこない。


「いや、ホンマ偶然でさ、
なんか懐かしくなって話し込んでたらさ、つい・・・」


「・・・・・」


奈緒子・・・

奈緒子・・・


「楓花?」


雄志は何も言わない楓花の顔を覗き込む。


奈緒子・・・


楓花は俯いたまま黙り込んだ。