いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

「絶対に返しますんで、
楓花だけは勘弁してください!!」


雄志は地に額を付けて頼んだ。


「あかんあかん、
おまえの返しますは当てにならん。」


そう言って男は楓花の腕を掴んだ。


「きゃっ!!」


楓花は腰を落とし抵抗する。


「はよ来い!! 
おまえが来たら借金が返せるねんぞ?」


えっ・・・?


私が行ったら借金が返せる・・・?

お兄ちゃんが楽になれる・・・・?


でも・・・


男はニヤリと笑う。


怖い・・・

嫌だよ・・・嫌だよ・・・


楓花の目に涙が滲む。