いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

家に着くと、父親は自分の部屋に閉じこもった。


「ねぇ、お母さん。
お兄ちゃんは何であんな怪我したん?」


「えっ!?」


母親は顔を引き攣らせて楓花を見た。


お母さんは理由を知ってる。


母親の表情から楓花はそう悟った。



「ねぇ、なんで?」


楓花は低い声で母親に迫った。


「うん・・・ 楓花には
ちゃんと話しとかなあかんね。」


母親はそう言って神妙な顔つきで話しだした。