いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

「お兄ちゃん・・・」


こんなお兄ちゃんを一人
置いて帰れないよ・・・


「楓花、帰ろう?」


「えっ!? でも・・・」


「また明日来よう。」


楓花の気持ちを察したのか、
母親がやさしい口調でそう言った。



「うん・・・」


母親もまた楓花と同じ雄志が心配だったんだ。


「お兄ちゃん、明日また・・・来るからね?」


「おう。」


雄志はニコッと微笑んだ。



私はお兄ちゃんが心配だったけど、
その日は大人しく帰る事にした。


お兄ちゃん・・・
明日、絶対来るからね。


そして家に帰ってから私は、
お母さんにとんでもない事実を聞かされる。