いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・

楓花は病院に入ると、
母親を置いて、急いで病室へと向かった。


「お兄ちゃん!!」


病室に入るなり大声で雄志に駆け寄よる楓花。


「お兄ちゃん!!」


「んんっ!? 楓花・・・?」


お兄ちゃんはゆっくりと目を開け、
かすれる様な小さな声で私の名前を呼んだ。



ああ、意識はある・・・


「お兄ちゃん? 大丈夫!?」


「ああ・・・」


よかった・・・


雄志の意識があることに
楓花はホッとしてその場にへたり込んだ。