「で?」

「へっ??? で、って???」

車に乗るなり希未…じゃなくて。

MIKAがそう聞いてきた。


「だから、SAKIのことッ!!!!
SAKIが、優樹なんでしょ???
優樹が、SAKIなんでしょ???
なんでケータイ小説!?てか、女!?
え!?え、ええ…なんで!?」

「のぞ…じゃなくて。MIKA…
さん?テンパりすぎ。落ち着いて


「MIKAでいいよ??? だって、
華山 希未だし。てゆーかとりあ
えず、なんで??? すっご――く、
気になるんだけど」

「とりあえず、順を追って説明す
るから。な???」

「でもさ、すごいよね〜!!優樹が
“あ・の”!!“SAKI”だよ!?
案外近くにいた!!的な!?てゆーか
あたし、SAKIのファンになっ
たんだ!!!!この前優樹が、サイト
教えてくれたでしょ????それから
ハマったんだ〜」

…………希未の
マシンガントークに圧倒され、
ポカ―ン……。


えっと…俺、
どう反応するべき???