「…………SA…KI…?」

やっべ!! その紙はッ…!!


ハッとして、
ぶつかった女の人の腕を
掴もうと顔をあげたとき…。



「え………優…樹???」


…………え? なんで…
俺の名前を―…?




ゆっくり顔をあげると、
そこにいたのは…。


「の、希未…?」



ぶつかった女は、

希未だった―…。