「んなわけ、ねぇだろ?」

弱味…か。

握られたっつーか、
気をつけねぇとな。


墓穴掘らねぇように、
気をつけねぇと……。



「俺は、優樹に弱味があるとは思えない」

哲弥はハッキリと、
そう言った。



俺に…弱味がない。だと???


「確かに、なさそうだよな〜」

哲弥の言葉に、悠哉も頷いた。