「ゆ〜う〜きぃ〜」 「あ? 何?」 帰って来た途端、 上機嫌で俺を出迎えたのは、 一番上の姉貴、優菜(ユウナ)だった。 今年で24になる、 仲里家の“母親”だ。 「担任の先生から、連絡が来たのよ!!」 「あっ、そ」 普通、男子中学生って、 担任から電話あったとか、 ビビラねぇ? (よく知らねぇけどさ…) だけど俺は、理由を知っていたから、 慌てることもなく、 至って冷静だった。