「違いますよ。俺は、ただのマネ
ージャーです」
…ついでに言えば、
ＭＩＫＡのクラスメートで、
ＭＩＫＡのファンです。
「ふーん。その様子じゃ、お前の
片想いか」
「……なっ!?／／／そっ…そんな
んじゃねーよ!!意味わかんねぇ!!」
突然のことに俺は、
動揺を隠しきれなかった。
「ふーん？まぁ…別にいいけど。
興味ねぇし。つかお前、いくつだ
よ」
興味ねぇのかよ!!
だったら聞いてくんなよっ!!
「17です」
「なんだ。俺と同じか」
「ふーん……」
「興味ねぇのかよ」
「お互い様じゃないですかね？」
“俺はあなたに興味ないっすよ。
あなたも、俺に興味なんて、ない
ですよね？”
そう言うと仁さんは突然、
笑いだした。
「お前、面白いな。俺にそんなこ
と、正面から言ってきたやつは、
初めてだ」
「そりゃどーも」
……なんだこいつ。
つかめねぇやつ…。
