俺はケータイ恋愛小説家。〜地味子はトップモデル〜



“翼には全部お見通し…ってこと
か…”

翼が鋭いのか、
俺が鈍いのかは、

わかんねぇけど。



―――こいつは昔からそうだ。

翼に隠し事は…出来ない。


バレないようにしてた
つもりだったのに、

いつのまにか翼は、知っていた。


…だからと言って、
何か言ってくる
わけでもなくて……。


俺が言い出すまで、
待っててくれる。




“翼、ありがとな”

心の中で翼にお礼を言ってから、

俺は希未の席に向かった。