俺はケータイ恋愛小説家。〜地味子はトップモデル〜



「……あれ?なぁ翼。これって…」

翼から渡されたファイルを
見ていたとき俺は、
“あること”に、気づいた。



“なんで全部二部ずつ
ファイルされてんだよ?”

そう口にしかけたときだった。



――ちょうど、
教室に入ってきた希未が見えて。



……………まさか…


バッと勢いよく
翼の方に視線をやると、


「(o^-')b」

満面の笑みで親指をたてる翼が…

………いた。

それを見た瞬間、

反射的に、
俺も親指をたてて笑い返した。



―――そんな俺らの行動を、
悠哉と哲弥は

頭にたくさんの
“?”を浮かべながら見ていた。