「「「…………」」」
「じゃあとりあえず今まで通り、
マネージャーのバイトも小説も、
8:2(家:優樹)で。……余裕が出
来てきたら、優樹の取り分を増や
していく…ってことでいい?」
優菜の提案に
俺たち姉弟は、頷いた。
「でもさ〜なんか悔しくない?優
樹、高校生なのにめちゃめちゃ家
の生活に貢献してるって」
「ま、仕方ないっしょ。優樹、仲
里家で唯一の男だし。若いから、
体力だけはめちゃくちゃあるし」
だけ、ってなんだよ。
だけ、って。
頭もそこそこあるんですけど。
「あ、そうだ優樹〜。あたしね」
「ん?何?」
優菜が思い出したように言った。
「あたし、明日から在宅秘書する
ことになったから!!」
「…………は???」
在宅…秘書????