「8割…」
優華の提案は、
“俺の稼いだ金を全部渡さない”
イコール、
“家全体の収入が減る”
……ってことを如実に
表しているわけで…。
「あたしたちだって、社会人なん
だから。いつまでも、高校生の末
っ子に頼ってばかりはいられない
でしょ?小説に入って来るお金は
今まで通り、8:2(家:優樹)。
それでいいよね?優菜ちゃんも、
優実ちゃんも」
「「いいよ」」
「ってことだからゆう…「8割は無理だ」」
「優樹…? どうして? 自分のお
小遣い、増えるんだよ?」
「せめて6割にしてくれ」
「どうして?」
「俺は、欲しいモンはちゃんと、
買えてるから。大丈夫だから。6
割あれば、十分だし!!」
つーか、使っても月3万弱で、
残りは貯金してる。
ぶっちゃけ、俺自身金は
そんなに必要ない。
むしろ必要なのは、この家だ。

