そんな話をしながら美容院を出ると
レイは携帯を取り出して
誰かに連絡しだしたーーー。

『ぅん♪今終わったぁ~。
・・・・・・えっ・・・・・・・・まぁいっか。
じゃあ急いで支度しとくね♪♪』


レイは電話を切ると
わたしの顔を満面の笑みで見つめ
また誰かに電話し始めた。


私はまだ見慣れない自分の顔を
お店のショーウインドウで確認しながら、触って待っていた。