~慎吾side~
部屋に戻ると
絢佳と美沙さんの方が
待っていた。
「あらやだ!そんな所に居たの!?」
美沙さんはビックリした顔をしたが
絢佳は下を向いたまま
俺達の方を向かない…。
くっそぉ!!
負けるかっ!!ww
「さっ♪花火しにいくぞぉ~」
大輔さんの声にやっと振り向いた
俺は絢佳の隣に行き
手を差し出した。
やべぇ…
押し倒したくなってきた…
泣いていたからか
顔がほのかに赤みを帯びて
瞳はウルウルさせて…
「……髪型。似合ってる。すっげぇ色っぽい…」
あれ?
今 口に出した?
ふと絢佳を見ると
一段と顔を真っ赤にして
「……//////ありがと」
と 俺の手をとって握ってくれた。