「あら…髪の毛痛かった?
……そうゆう訳じゃなさそうね」」
鏡越しに目線があった…。
「あれ…なんでかな…」
慌てて跡を拭った。
なのに…次から次へとそれは
止まらない。
「何か悩んでるなら…
話聞くよ…。ココなら誰も聞いてないし」
美沙さんの暖かい言葉に
胸に詰まってた思いを話はじめた。
「わたし…慎吾クンと逢ったのは…今日が初めてなんですけど…。
この数時間…彼の優しさに…
彼の笑顔を…好きになっちゃったかもしれないんです…っ。
でも…っ…!!!わたし…今…
付き合ってる人がいるんです……。その事を…慎吾クンに話さなきゃ…って思うけどーーー。
あの笑顔が…優しさが……無くなっちゃうかとおもうとっ……。
……ずるい女ですよねーーーーっ」
今思ってる気持ちを
全部話したーーーーーー。
美沙さんは何も言わず最後まで
聞いてくれた。

