もし…
わたしが全部話したら…


どんな顔するんだろうっ…




悲しむ?怒る…?
呆れた顔だよね…きっと

それか、わたしの勘違いなら
笑ってくれる…?
『何 意識してんの?』って…





回りの会話が耳に入らない位
自分の頭の中は
不安でいっぱいになってた。



「絢佳チャン?こっちよ♪」


気付いたら
美沙さんが呼んでいて
手招きされていた。

「いってらっしゃい」


慎吾クンから体を離され
疑問のまま美沙さんの立っている
方へ向かった。



部屋に入ると
そこは寝室で鏡台の前で
椅子をひいて美沙さんが立ってる…。


「さぁ!!ここに座って♪」



なんでだろう?と思いながら
鏡の前に座った。