~絢佳side~



部屋には
大輔さん夫婦と慎吾クンと私。

慎吾クンはわたしの隣で
ご飯食べてた時みたいに
横からもたれ掛かってる…。


美沙さんが入れてくれた
紅茶を飲みながら
あの事を言わなきゃ…と
ソワソワしていた。



聞かれなかったから…?
あの人の事…忘れてた…?

いやーーーーーーー。






こんな事になるなんて
思ってなくて…

わたしが慎吾クンの事を
好きになっちゃったから…
もっと知りたいって思っちゃったから…





都合の悪い事を
隠してしまいたかったのかもーっ




……なんて嫌な女なの…