休むって連絡した後だけど…

お母さんには
慎吾クンが来てくれたから…
少し会ってくるね。と伝えて
家を出た。


あの角を曲がれば
公園が見える…。

いつにもなく緊張してるのかな…。
ドキドキ鼓動が速くなってるのが
わかる。


曲がってすぐに見えたバイク。
辺りを見渡すと
階段に座ってる…慎吾クンを見付けた。

頭痛なんて…忘れたみたいに
彼の事しか頭にはなかった。



「慎吾クン!!」




わたしに気が付くと
持っていた煙草を消して
立ち上がり笑ってる。


そのまま慎吾クンの胸に飛び込み
ギュッと抱きついた。