これで…いいのよね…。
凄く…好きなのに…
別れたくなんかないのに…。
でも、彼から別れを言われるのは辛い…。
立ち直れそうにないから…。


これで…終わりにするんだ。



わたしが 嫌だって言ったら
きっと慎吾クンは…優しいから…
困るはず…。


だから…
これで良いのよ…っ………。






自分の心に言い聞かせる様に
何度も何度も自分を励ます。


なのに…
……涙が止まらない。

「いやだよぉー…………。
………すきなのにっーーー…。」




ベットに顔を埋めて
呟くような 小さな声で
抵抗してみる。

身体の水分が無くなるんじゃないかって位
涙は溢れ…顔をあげれなかった。