「慎吾…クン?」


俺に気付いてビックリな顔をした絢佳…。

「…今の…誰?」



絢佳は下を向いたまま
その場に立ち止まったまま。

仲良さそうに
しかも 二人で出掛けてた?



いくら電話しても
出ないから…と思って来たものの…
男と遊んでた…って落ちかよ。





「…中学の時の同級生だよ…」


やっと言葉を放った絢佳の側に
近付き目の前に立つ。


「俺の目を見て話せよっ!!」


無理矢理 絢佳の顔を
自分の方へ向けると
感情をぶつけるかのように…
唇を合わせた。