わたしが元気なかったからと 張り切って走らせてくれた 雅司。 「ありがとっ。 少しはスッキリしたかも? ww」 「まぁ…あんまり辛かったら また連れてってやるから 電話しろよ!」 「…あぁ。そうだね…」 家の近くの公園で 降ろして貰いヘルメットを返した。 「んじゃ、またなっ」 雅司が走り過ぎるのを見送ると わたしも家へ向かった。 「絢佳…」 近道と思い 公園の中を通り抜けようとしたら ベンチがある方から声が聴こえた… ……慎吾…クン。